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スウェーデンはどんな国?ストックホルムを1泊2日で、2つの世界遺産とノーベル博物館を巡った
最終更新: 2026-10-04 / 文・写真: TheYutake(ゆーたけ)
北欧は物価が高いので、スウェーデンは1泊2日でなんとか回ることにしました。スウェーデンと聞いて、私が一番にイメージしたのはノーベル賞でした。今回の記事では、ストックホルムの2つの世界遺産とノーベル賞博物館、島と橋でできた街並み、そしてスウェーデンの食事などを、実体験とまじえて紹介していきたいと思います。
スウェーデンの基礎データ
| 首都 | ストックホルム |
|---|---|
| 人口 | 約1,060万人(World Bank Open Data(SP.POP.TOTL)・2025) |
| 面積 | 約45万㎢(日本の約1.2倍)(外務省「スウェーデン王国 基礎データ」・2026) |
| 言語 | スウェーデン語 |
| 世界遺産 | ドロットニングホルムの王領地/スクーグスシルコゴーデン(世界遺産一覧 yu-take.com・2026) |
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ドロットニングホルム宮殿とは?北欧のヴェルサイユと呼ばれる王の住まい
ドロットニングホルム宮殿は、ヨーロッパ中の美術の要素を詰め込んだ、今も王様が住む宮殿です。
アーランダ空港からは、いったんバスで郊外の駅まで出てから鉄道に乗りました。空港の駅から乗ると空港料金がかかるので、2,000円ほど安くなるルートです。空港から75分ほどで、ドロットニングホルムに直行できました。
ドロットニングホルム宮殿は、ストックホルム中心部の王宮とは別に、今の王様が住まいにしている場所です。日本で言えば、皇居のような場所なのかもしれません。
ギリシャ風の彫刻、イタリアやフランスの要素、バロックやロココの装飾など、ヨーロッパ中のいいところを集めた建築で、北欧のヴェルサイユ宮殿と呼ばれているそうです。世界遺産の登録基準は(iv)です。
UNESCOでも、18世紀に建てられたスウェーデンの王の住まいの最もよい例で、ヴェルサイユ宮殿の影響を受けた当時のヨーロッパの建築を代表するもの、とされています[3]。
西側には、フランスのヴェルサイユを元にした庭園が広がっています。その奥には、18世紀ごろの中国風の建物、チャイニーズパビリオンまでありました。北欧にいるとは思えない、オリエントの雰囲気です。

スクーグスシルコゴーデンとは?24時間無料で入れる、森の墓地の世界遺産
スクーグスシルコゴーデンは、森と調和するようにデザインされた、20世紀の墓地の世界遺産です。
スウェーデンの朝4時に、ストックホルムから90分歩いて向かいました。普通は公共交通機関で30分ほどです。24時間開いていて、無料で入れる珍しい世界遺産です。
建てられたのは1920年ごろで、世界遺産の中ではかなり新しい部類です。自然と人間の文化を調和させたお墓のデザインが、ヨーロッパ中に影響を与えたことが評価されています。登録基準は(ii)と(iv)です。UNESCOでは、20世紀初めの優れた墓地と評価されています[4]。
墓地の中には松の木が生い茂っていて、鹿もいました。10万ものお墓があり、今でも毎年何千もの葬儀が、5か所の礼拝堂で行われているそうです。
理念としては、死者は森へ帰る、というスウェーデンの人たちの死生観が紹介されていました。輪廻転生や魂が残るなど、国によって死生観はさまざまですが、森というのはあまり聞かなかった気がします。
早朝6時台だったので人はほとんどおらず、静かな場所でした。
ノーベル賞博物館には何がある?受賞者が寄贈した品と、椅子の裏のサイン
ノーベル賞博物館には、受賞者が授賞式の際に寄贈した品が展示されています。
ガムラスタンにあるノーベル賞博物館は、スウェーデンで私が一番行きたかった場所でした。
それぞれの賞の研究内容を詳しく説明する場所かと思ったら、そうではありませんでした。受賞者が式に出席する際に、研究や仕事、生活に関するものを1つ寄贈するというルールがあり、その寄贈品が主に展示されています。
日本人だと、本庶佑さんのカリグラフィーが寄贈されていました。授賞式で使われた椅子の裏にサインをする伝統もあり、山中伸弥教授のサインもありました。
授賞式はストックホルムで行われますが、平和賞だけはノルウェーのオスロの市庁舎で行われます[8]。これもノーベルの意思で、その伝統が今も続いているそうです。
スウェーデンは島と橋の国?ストックホルムの街並みと地下鉄アート
スウェーデンの首都ストックホルムは、無数の島と橋でできた街でした。
スウェーデンは、世界で一番島の数が多い国です。地図を拡大して初めて気づいたのですが、首都ストックホルムの周りは無数の島でできていて、橋をたくさん渡りました。
人口は1,050万人ほどで、ほかの北欧の国の2倍くらいです。面積は日本の1.2倍ほどあります。スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語は、同じスカンジナビアの言葉で、ほぼ通じるそうです。
石造りの旧市街ガムラスタンを歩くと、ドイツ教会やフィンランド教会など、いろいろな教会建築が混ざっていました。郊外では移民の人も多く見かけ、スウェーデンはいろいろな文化がミックスしている国だと感じました。
北欧をひと言でまとめるなら、スウェーデンは島と橋、ノルウェーは崖とトンネル、デンマークは平坦と自転車、という印象です。
地下鉄には、世界一きれいとまで言われる、アートの駅がいくつもあります。
ストックホルムの地下鉄は、100駅のうち94駅にアートがあり、250人のアーティストが手がけています[7]。





スウェーデン料理といえばミートボール?IKEAと伝統の味を食べ比べた
スウェーデン料理といえばミートボールで、IKEAと伝統的なお店の両方で食べました。
スウェーデンで一番安く食べられるのは、確実にIKEAです。プラントベースのミートボールを食べましたが、盛り付けはかなり雑でした。IKEAのロゴが、スウェーデンの国旗の色だということにも、今さら気づきました。
翌日は、伝統的なお店でミートボールを食べました。デンマークのフリカデラはハンバーグ風でパンに挟む形でしたが、スウェーデンのミートボールは丸い形です。ポテトと、甘いリンゴンベリーと一緒に出てきて、ソースも多めでした。すごく近い国なのに、意外と形式が違います。
ストックホルムからヘルシンキへは、夜行のフェリーで移動しました。一番安い客室を選んだのに、1人部屋でシャワーとトイレまで付いていて、111ユーロ、1万7,000円ほどでした。国境を越えるのと1泊を兼ねられるなら、北欧にしてはましだと思います。
スウェーデンと日本との比較
スウェーデンは、日本より少し広い国土に、日本の12分の1ほどの人が暮らす国です。
面積は日本の約1.2倍で、人口は約1,060万人です[2]。
スウェーデンは、キャッシュレスが進んだ国として知られています。スウェーデンの中央銀行によると、お店での買い物のうち、現金で払われるのは10回に1回ほどです[5]。
日本のキャッシュレス決済比率は、2025年に58.0%でした[6]。
数え方が違うので単純には比べられませんが、日本でも支払いの半分以上がキャッシュレスになっています。
日本とスウェーデンの外交関係は、1868年の「大日本国瑞典国条約書」から始まり、2018年に150周年を迎えました[1]。
スウェーデンは、ヨーロッパ中のいいところを取り入れた国でした。北欧4か国の中では、日本人のような外から来た人にとっても、一番住みやすそうだと感じました。
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スウェーデンに関する、よくあるギモン
- Q. スウェーデンの首都は?
- 首都はストックホルムです。無数の島と、それをつなぐ橋でできた街でした。
- Q. ストックホルムは1泊2日で回れる?
- 1泊2日で、ドロットニングホルム宮殿、森の墓地スクーグスシルコゴーデン、ノーベル賞博物館を回りました。それでも、1泊2日では全く回り切れませんでした。
- Q. アーランダ空港から安く移動するには?
- 空港の駅から鉄道に乗ると空港料金がかかるので、いったんバスで郊外の駅まで出てから鉄道に乗ると、2,000円ほど安くなりました。
- Q. スウェーデン語はノルウェー語やデンマーク語と通じる?
- スウェーデン語、ノルウェー語、デンマーク語は同じスカンジナビアの言葉で、ほぼ通じるそうです。フィンランド語だけは、全く別の言語です。
参考文献・出典
- [1] 外務省(2026)「スウェーデン王国 基礎データ」外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/sweden/data.html
- [2] World Bank(2025)「Population, total - Sweden」World Bank Open Data https://data.worldbank.org/indicator/SP.POP.TOTL?locations=SE
- [3] UNESCO World Heritage Centre(2026)「Royal Domain of Drottningholm」UNESCO https://whc.unesco.org/en/list/559/
- [4] UNESCO World Heritage Centre(2026)「Skogskyrkogården」UNESCO https://whc.unesco.org/en/list/558/
- [5] Sveriges Riksbank(2025)「Payments Report 2025」riksbank.se https://www.riksbank.se/globalassets/media/rapporter/betalningsrapport/2025/engelsk/payments-report-2025.pdf
- [6] 経済産業省(2026)「2025年のキャッシュレス決済比率を算出しました」経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2025/03/20260331006/20260331006.html
- [7] SL(ストックホルム公共交通)(2026)「The world's longest art exhibition」sl.se https://sl.se/en/help-and-contact/the-worlds-longest-art-exhibition
- [8] Nobel Prize Outreach(2026)「Nobel Prize award ceremonies」nobelprize.org https://www.nobelprize.org/nobel-prize-award-ceremonies/
- [9] TheYutake(2025)「【🇸🇪スウェーデン】1泊2日最安ルートで巡る北欧最大の国 ドロットニングホルムの王領地【世界遺産ひとり旅】vlog」YouTube https://www.youtube.com/watch?v=LNflcnnH2jE
- [10] TheYutake(2025)「【🇸🇪スウェーデン】死生観を表す神秘的な森林墓地 スクーグスシルコゴーデン【世界遺産ひとり旅】vlog」YouTube https://www.youtube.com/watch?v=NXj3A62P3sQ
