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トルコは本当に親日国なのか?絶景カッパドキアや首都アンカラを旅して確かめた

最終更新: 2026-09-27 / 文・写真: TheYutake(ゆーたけ)

トルコは親日国だという話は、旅する前からよく耳にしていました。ところが最初に着いた首都アンカラでは英語がほとんど通じず、しばらく戸惑うことになりました。今回の記事では、トルコが実際のところ親日なのか、カッパドキアの気球はいくらで乗れるのか、そしてトルコ料理やイスタンブールの街の様子などを、実体験とまじえて紹介していきたいと思います。

トルコの基礎データ

首都アンカラ
人口約8,588万人(World Bank Open Data(SP.POP.TOTL)・2025)
面積約78万㎢(日本の約2倍)(外務省「トルコ共和国 基礎データ」・2025)
言語トルコ語
世界遺産ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群(世界遺産一覧 yu-take.com・2026)

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トルコは本当に親日?イスタンブールで日本語で5回話しかけられた話

声をかけてくる人は多いのですが、目的はお金だけではありませんでした。

イスタンブールの旧市街を歩いていると、半日ほどで日本語で5回くらい話しかけられました。

グランドバザールの周りでは「ここは高いから、あっちの店がいいよ」と、別の土産屋を勧められたこともあります。日本人観光客が多いのか、カモになりやすいのかは分かりません。

ブルーモスクがお祈りの時間で入れなかったときは、地元の人に「よく見える展望台に連れていってあげる」と声をかけられました。ついていくと、着いたのはただの駐車場の空き地です。「もう1か所あるよ」と案内された先は、絨毯店でした。

15〜20分ほど絨毯の説明を聞いて、アップルティーまで出してもらいましたが、断って店を出ました。押し売りというほどではなく、口がうまい商売人だなという印象です。

スパイス店では、何も買っていないのにお茶をもらいました。今まで回ったヨーロッパやエジプト、ヨルダンなら、ほぼ確実にチップを求められる場面です。何が入っているのか聞くと「ただの砂糖だよ」と言われました。

スレイマニエ・モスクでは、日本語版もある無料のパンフレットを読んでいたところ、英語の上手な人に話しかけられ、30分ほどイスラム教について教えてもらいました。

ヨーロッパと比べると、トルコは断然日本人にフレンドリーです。少なくとも私のトルコへの好感度は、とても高いです。

グランドバザールの内部。赤と黒の模様が描かれたアーチ天井の下に、バッグや靴の店が並ぶ
グランドバザール。この周りで日本語で何度も話しかけられた(イスタンブール・2025年9月)
絨毯店の店内。店員が小さな絨毯を床に広げ、壁一面に丸めた絨毯が積まれている
「展望台」の次に案内された絨毯店(イスタンブール・2025年9月)

トルコは何が有名?奇岩や岩窟教会が並ぶカッパドキア

カッパドキアの奇岩は柔らかい岩で、そこに教会や住居が掘られています。

カッパドキアに着くと、奇岩の景色がずっと続いていました。火山灰が降り積もって固まり、風と雨で削られてできた地形です。

以前行ったギリシャのメテオラは、硬い岩の上に修道院を建てた場所でした。カッパドキアは岩が柔らかいので、教会も住居も岩を掘って作られています。

世界遺産としては、岩窟の聖堂の質と密度が、ビザンティン美術の時代を伝えるものとして評価されています[3]。ギョレメ野外博物館の岩窟教会にも壁画が残っていましたが、内部は撮影禁止でした。

パシャバーでは、「Japan joint conservation project for St. Simeon Church」という看板を見かけました。筑波大学・京都大学・三重大学・大阪大学・愛知県立芸術大学の名前が並んでいて、こんなカッパドキアの地でも日本が協力しているのだと驚きました。

調べてみると、筑波大学の研究チームは2017年から、パシャバーの聖シメオン教会の壁画を分析し、保存の方法を研究していました[4]。

ウチヒサル城へ向かって散歩していると、偶然、世界遺産の構成資産になっている岩窟教会を見つけました。壁画の人物の顔は壊されていました。こういう出会いがあるから、適当な散歩はやめられません。

先端が別の層でできたキノコ形の奇岩が3本並ぶ。手前に枯れ木と遊歩道
パシャバーの奇岩。この近くの聖シメオン教会を日本の大学が調べている(カッパドキア・2025年3月)

カッパドキアの気球はいくら?3月に乗って65ユーロだった

気球は季節で値段が変わり、3月に乗ったときは65ユーロでした。

人生で初めての熱気球でした。朝一番に乗って、天気にも恵まれました。「明日以降はたぶん飛ぶのが厳しい」と言われていたので、運がよかったのだと思います。

料金は65ユーロでした(2025年3月)。支払いはトルコリラではなくユーロが基本で、それだけ観光地化されています。

カッパドキアで気球が有名なのは、台地の風が穏やかで飛ばしやすいことと、平らな土地が広がっていて操作しやすいことが理由だと聞きました。

着陸したのはラブバレーでした。驚いたのは、着地したあと、気球に乗ったままトラックの上で移動したことです。操縦の技術にも驚きました。

このあたりで一番高い場所にあるウチヒサル城は、標高1,350mほどです。「城」と聞いていましたが、実際は岩をくり抜いたもので、階段は270段ほどありました。

夜明け前、バーナーの炎で赤い気球をふくらませているところ。手前にバスケットとクルー
出発前、気球に火を入れているところ(カッパドキア・2025年3月)
夜明けの谷の上空に数十機の気球が浮かび、下に奇岩が並んでいる
朝一番の気球。天気に恵まれた(カッパドキア・2025年3月)

トルコ料理は世界三大料理?ケバブとトルコアイスを食べ比べた

世界三大料理と言われますが、実際に食べると肉料理はどれも似ていました。

トルコで最初に食べたのは、レンズ豆のスープとピデ(トルコのピザ)でした。量がとても多いです。

ファストフード店では、ケバブではなく「ドネル」と呼ぶことのほうが多く、ヨーグルトの飲み物アイランと一緒に食べました。

アダナケバブはラム肉で辛め、シシケバブは肉そのままのガツンとした味、キョフテはクミンの効いた肉団子です。世界三大料理と言われるわりには、どれも似ているというのが正直な感想です。ただ、トルコ料理はかつてオスマン帝国の影響があった国々でも多く見られたので、影響力という意味で世界三大料理に含まれているのかもしれません。

本場のトルコアイスは、もっと粘りがあるものだと思っていましたが、それほどではありませんでした。

イスタンブールでは、Googleの口コミが1万件ほどある店でシシケバブを食べました。ネットで見た値段よりかなり上がっていましたが、とてもジューシーでした。

銀色の皿に盛られた串焼きの挽き肉ケバブと、焼いた青唐辛子
アダナケバブ。ラム肉で辛め(カッパドキア・2025年3月)
手に持ったコーンのトルコアイス。白いアイスにナッツが入っている
本場のトルコアイス。粘りは思ったほどではなかった(カッパドキア・2025年3月)

トルコの首都はイスタンブールじゃない?アンカラで英語が通じなかった話

トルコの首都はアンカラで、そこでは英語がほとんど通じませんでした。

トルコの首都は、イスタンブールではなくアンカラです[1]。調べてみると、共和国になってから、外から攻められにくい国の真ん中に首都を置いたそうです。

アンカラでまず困ったのは、英語がほとんど通じないことでした。オスマン帝国としてのプライドがあるのか、英語を学ぶ気がないのではと思うほどでした。

初代大統領アタテュルクの廟アヌトカビルと、アンカラ城は、どちらも無料で入れました。

一方で、イスタンブールは断然栄えていて、バス・地下鉄・トラム・フェリーと交通手段がとても多く、ヨーロッパで行った街より動きやすく感じました。宿は朝食付きで1泊2,000円ほどのホステルでした。

そしてイスタンブールは、とにかく猫が多い街です。世界遺産の中で一番猫がいるのはモンテネグロのコトルかもしれませんが、密度ではイスタンブールが世界一かもしれません。

石畳の路地の頭上と壁に、トルコの国旗がびっしりと飾られている
首都アンカラの路地(2025年3月)

トルコと日本との比較

トルコが親日と言われる背景には、130年以上前に日本の海で起きた出来事がありました。

トルコが親日と言われる理由としてよく挙がるのが、1890年のエルトゥールル号事件です。オスマン帝国の軍艦エルトゥールル号が和歌山県の串本沖で沈没し、乗組員581名が亡くなりましたが、日本の官民をあげた救護で69名が助けられ、トルコに送り届けられました[1]。

外務省が2024年に行った世論調査では、トルコの人の84%が、日本との関係を「友好関係にある」「どちらかというと友好関係にある」と答えています[1]。

イスタンブールで日本語で何度も話しかけられたのも、こうした積み重ねがあるからなのだと思います。

一方で、同じイスラム圏でも、トルコとエジプトでは旅の印象がまったく違いました。エジプトでは頼んでいないことにまでチップを求められ続けましたが、トルコではお茶をもらっても何も求められませんでした。

日本から見ると、中東の国々はひとまとめに「イスラム圏の国」と思ってしまいがちです。でも、同じ日本人でもいい人もいれば悪い人もいるように、同じイスラム教の世界でも全然違います。トルコは、日本人には特におすすめできる国です。

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トルコに関する、よくあるギモン

Q. トルコは本当に親日?
イスタンブールでは半日で5回ほど日本語で話しかけられ、お店では何も買っていないのにお茶をもらいました。ただ、声をかけてくる人の中には、絨毯店に案内する人もいます。ヨーロッパと比べると、日本人には断然フレンドリーな国です。
Q. カッパドキアの気球はいくら?
2025年3月に乗ったときは65ユーロでした。季節によって値段が変わり、支払いはトルコリラではなくユーロが基本です。朝一番に飛ぶので、前日のうちに予約しておく必要があります。天気によっては飛ばない日もあります。
Q. トルコで英語は通じる?
首都アンカラでは、英語はほとんど通じませんでした。イスタンブールでは英語を話せる人に会うこともありましたが、それでも珍しいと感じました。
Q. トルコの首都はどこ?
首都はアンカラです。イスタンブールのほうが有名で栄えていますが、首都ではありません。アンカラのアヌトカビルとアンカラ城は、どちらも無料で入れました。

参考文献・出典

  1. [1] 外務省(2025)「トルコ共和国 基礎データ」外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/turkey/data.html
  2. [2] World Bank(2025)「Population, total - Türkiye」World Bank Open Data https://data.worldbank.org/indicator/SP.POP.TOTL?locations=TR
  3. [3] UNESCO World Heritage Centre(2026)「Göreme National Park and the Rock Sites of Cappadocia」UNESCO https://whc.unesco.org/en/list/357/
  4. [4] 谷口陽子(筑波大学)(2021)「石膏地のセッコ壁画の保存修復材料と手法の開発(KAKENHI-PROJECT-17K01192)」KAKEN(国立情報学研究所) https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-17K01192/
  5. [5] TheYutake(2025)「【🇹🇷トルコ】人生で一度は見たい絶景 カッパドキアと気球ツアー【世界遺産ひとり旅】vlog」YouTube https://www.youtube.com/watch?v=TFEPGQ7ickQ
  6. [6] TheYutake(2026)「【🇹🇷トルコ】人も猫も世界一フレンドリーな国 イスタンブールの歴史地区【世界遺産ひとり旅】vlog」YouTube https://www.youtube.com/watch?v=yF1XD6NT82g